キィラン・カッチラム(2章3話)

ノノイン「それにしてもびっくりだったね〜☆ きぃにゃん、おばけ屋敷が苦手だなんて……」

キィラン「もう、やめてよ その話は……」

キィラン「私だって 背後さえ取られなければそんなに怖くないんだよ」

ノノイン「でも わたしは嬉しかったなっ☆ きぃにゃんの知らなかった一面を見られてさっ♪」

キィラン「えぇ〜っ? そんなこと思うの ののっちだけだよ……」

【自分もそう思う】

キィラン「えっ (プレイヤー名)まで!? 参ったなぁ……」

キィラン「でも、いつもと違う経験ができてるからかな」

キィラン「なんだか思いつく戦術の幅も広がりそうな気がするよ」

キィラン「さっきのパンチングゲームでも勝負を楽しもうなんて私ひとりじゃ思えなかったし」

キィラン「やっぱり(プレイヤー名)は特別なコンコードなんだな」

【コンコードだし、友達だから】

キィラン「『友達』……」

ノノイン「そうだよっ!」

ノノイン「(プレイヤー名)だってきぃにゃんがひとりで苦しんで強くなるよりも 一緒に闘う『友達』として頼ってほしいと思うよ?」

ノノイン「まっ、それはわたしもだけどねっ☆」

キィラン「(プレイヤー名)…… ののっち……」

キィラン「そうか…… 私、ひとりで闘ってるわけじゃないんだ」

ノノイン「うんうんっ そのとーりっ♪」

キィラン「……やっぱり ここに来なければ気がつかなかったな」

キィラン「こうなったら今日は思いっきりワンダードリームランドを楽しもう!」

キィラン「次は、どのアトラクションに乗る?」

ノノイン「はぁ〜い☆ 張り切ってるところ申し訳ないんだけど ののっち、そろそろお仕事の時間ですっ♪」

キィラン「えぇっ? せっかくこれからってところなのに……」

キィラン「残念だけど 仕事なら仕方がないね ののっち、がんばって!」

ノノイン「ありがとぉ〜っ☆ ののっちのこと応援してくれるきぃにゃんに はいっ、プレゼント♪」

キィラン「なに? これ…… おみやげもの屋さんの袋みたいだけど」

ノノイン「ふふ〜ん♪ 中身は開けてのお楽しみだよっ☆」

ノノイン「それと……ねえ (プレイヤー名)ちょっとこっち来てっ☆」

キィラン「どうしたの?」

ノノイン「あっ、きぃにゃんは聞いちゃダメ〜っ! わたしと(プレイヤー名)の内緒話だから♪」

キィラン「えぇ……っ?」

【なに?】

ノノイン「なんでもいいから! もう少しこっちに寄って……」

ノノイン「そうっ☆ 実はね……」

ノノイン「きぃにゃんってば いつかの『ザ・ゼノン』でストライオにこっぴどくやられてから」

ノノイン「なんてゆーか 修行しかしませんっ!って感じで 煮詰まっちゃってる気がしてたんだよね……」

【わかる気がする】

ノノイン「でっしょーっ!?」

ノノイン「だから今日は(プレイヤー名)も一緒になって息抜きに誘ってくれてよかったよ☆」

ノノイン「きぃにゃんのこと じょうずに息抜きさせてあげてねっ♪」

ノノイン「さっきの袋の中身はきぃにゃんにぜーったい似合うやつだよっ☆」

ノノイン「……ってことだから! (プレイヤー名)わかった!?」

【了解】

ノノイン「じゃっ (プレイヤー名) きぃにゃんのことよろしくね〜っ☆」

キィラン「なんだったの……?」


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