※ハートマークは環境依存文字
メディーラ「――――セクシー♡」
ヨルスケ「――――セクシー♡」
アイリエッタ「セ……セ……」
アイリエッタ「――――ダメです 私には分からない……!『セクシー』なポーズが……!」
ヨルスケ「えーそりゃあないよ 看護師君」
メディーラ「私達は、名誉ある『セクシーなコードマン』に選ばれたのよ……?『セクシー』出来なくてどうするの?」
アイリエッタ「そう言われても私には『セクシー』という自覚もなければ『セクシー』への理解もありません」
メディーラ「……普段あんなにぴっちりむっちりタイトな服を着ておきながら……?」
アイリエッタ「あ、改めて言われると恥ずかしいのですが……!?」
ヨルスケ「困ったね……これじゃあ『セクシーなコードマン』のお披露目も出来ない……」
メディーラ「アナタが『セクシー』出来なければ終わりよ……!」
アイリエッタ「……そろそろ『セクシー』がゲシュタルト崩壊してきました」
メディーラ「まあ確かにこんな所では『セクシー気分』が出ないのかもしれないわ」
ヨルスケ「メディーラちゃん? ここ一応俺の稽古場なんだけど……」
ヨルスケ「でもま、一理あるね 少しシチュエーションを変えてみようか」
アイリエッタ「私の『セクシー理解度』が低いために…… ご迷惑をお掛けします……」
ヨルスケ「浮浮っ☆ 真面目だねぇ、看護師君は」
メディーラ「初心な感じがいいわね…… 『セクシー』なポーズが出来なくて悩むなんて……」
メディーラ「もうちょっと遊ばせてもらいましょう」
ヨルスケ「賛成~☆」
メディーラ「――――セクシー♡」
ヨルスケ「――――セクシー♡」
アイリエッタ「セ……セ……」
アイリエッタ「――――やっぱりダメです……」
ヨルスケ「そんな~」
アイリエッタ「このように着こんでしまうのは『セクシー』だと言えるのでしょうか?」
アイリエッタ「肌を露出している方が『セクシー』であると認知されそうなものですが……」
ヨルスケ「分かってないねぇ、君は」
ヨルスケ「脱がすのが浪漫なのさ……! その着物の中を想像させるような……そんな『セクシー』だってある!!」
アイリエッタ「……!」
メディーラ「ちょっと ドン引きしてるじゃないの」
ヨルスケ「おや、これは失敬☆」
メディーラ「初心な子には高度過ぎる『セクシー』だったわねぇ」
アイリエッタ「……すみません 『セクシー』を理解する前にヨルスケさんから一刻も早く離れたい……何故かそんな風に感じてしまって……」
メディーラ「怖い思いをしたわね 私の胸に飛び込んできてもいいのよ?」
ヨルスケ「看護師君やーい そっちへ行くと俺なんかよりよっぽど恐ろしい女狐の毒牙にかかっちゃうよ~?」
メディーラ「今度はもっと分かりやすい『セクシー』にしましょう」
メディーラ「――――セクシー♡」
ヨルスケ「――――セクシー♡」
アイリエッタ「(た、確かにこの衣装の方が分かりやすい『セクシー』だとは思いますが……)」
アイリエッタ「(やっぱりポーズをとると言うと別問題で……なんだかすくんでしまいます……でも……)」
アイリエッタ「(……行けません いつまでも逃げていては)」
アイリエッタ「(メディーラさんもヨルスケさんも私の為に『セクシー』を教えてくれている……)」
アイリエッタ「(ずっと出来ないまま ぐずぐずと付き合わせて失望させてしまうのは嫌……!)」
アイリエッタ「(見ていてください おふたりとも……! 私なりの『セクシー』を……!)」
アイリエッタ「……『セクシー』…… ……ですか……?」
ヨルスケ&メディーラ「――――ッッ!?」
メディーラ「『セクシー』に慣れてない故の『ハニカミセクシー』!?」
メディーラ「純情と『セクシー』の掛け合わせだなんて……なんて高度な技なのっ!?」
ヨルスケ「面白い……面白いよ、看護師君……!! 俺達の『セクシー』を超えて来るとはね……!!」
ヨルスケ「浮破破破破破破破破破ッ!」
クロード「……冬の浜辺に変な集団がいるとの通報でやってきたが……」
クロード「アイツらは何やってるんだ……」
ヨルスケ&メディーラ「――――ナイスセクシー♡」