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ゼノンザードについて

ゼノンザードは2019年9月10日にバンダイよりリリースされたスマホアプリ。

ジャンルはカードゲーム。

なぜ各会社はシャドバという高すぎるスマホDCGシェアにチャレンジングにも挑み、そして見事散っていくのか…謎である。そんなスマホカードゲームというレッドオーシャンでけっこう奮闘しているのがこのゼノンザード。

コンセプト

『AIと共に、AIと戦う』

というのがゼノンザードのコンセプト。後述するがAIのおかげでかなりライト層寄りのアプリとなっているのがゼノンザードの特徴。純粋にカードゲームをしているよりもAIの成長やAIの変なプレイングを楽しんでいる人も多い…はず。

ゼノンザードの対戦形式

ゼノンザードはカードゲームではあるがその対戦形式はかなり独特。

「クロスバトル」と呼ばれるこの形式は他のカードゲームには見られないシステムとなっている。

クロスバトル

ゼノンザードの「クロスバトル」はあなたとAI、そして対戦相手とAIの4名が対戦に参加する。つまり2on2の対戦。

そしてあなたは対戦相手のAIと対戦し、あなたのAIは対戦相手本人と対戦。人対AIが2局行われるという独特なシステム。

対人戦がしたい人からはおおむね不満の声が上がっており特にゲームをやりこんでいる上位層らは物足りなく感じている。ただ、意外にもAIのプレイングがうまいのでそこまで致命的な欠点にはなっていない。

ゼノンザードのAI

ゼノンザードのAIは普通のCPUに比べればかなり人間に近いプレイングを行う。

AIというだけあってディープラーニングを採用。具体的にどのようにディープラーニングしているのかは不明だがユーザーのプレイや相手の使ってくるカードなどを学習しているものと思われる。

先ほども書いたがこのAIはかなり優秀で、対戦中のアドバイスのおかげで勝率が上がるレベルで有用。

例えば、ゼノンザードには「オフィシャルAI戦」というゼノンザード公式が用意した「強めの敵」が用意されているのだがリリース当初この「オフィシャルAI戦」ではAIからのアドバイスが禁止されていた。

当時のプレイヤー側の勝率は3割を切ることが多かったがのちのアップデートで「オフィシャルAI戦」でもAIからのアドバイスが解禁され、その後の「オフィシャルAI戦」の勝率は4割をほぼ超えるほどに改善された。

AIのアドバイスだけで10~20%も勝率が上がっているのでそれだけ人間のプレイヤーよりもAIの方がゲームの展開を読めているといえる。

コンコードとコードマン

ゼノンザードではプレイヤーを「コンコード」、AIを「コードマン」と呼ぶ。

ゲーム開始時プレイヤーは16体のコードマンから1体だけを選び以降課金や専用アイテムを使わない限りその1体のコードマンとずっとバディを組んでゲームを進めていく。

今のところ新たなコードマンを解放できる専用アイテムは1つ全員に配布されているので、課金しなくても最初に選んだコードマンと専用アイテムで開放するコードマンの2体を使うことができるようになっている。

ゲームルール

ゼノンザードのゲームルールはいわゆる土地システムを採用。

ただMTGのように土地とクリーチャーが分かれているわけではなく、クリーチャーを土地にできるシステムとなっているのでMTGよりも土地事故の発生率は格段に下がっている。

土地システムを採用しているためハースストーンやシャドバのように「クラス」という概念がない。スマホアプリではなかなかなかった混色デッキが組めるようになっている。

ちなみにシャドバの影響かコードマンごとに使えるクラスが違うと思っている人が多いが当然そんなことはない。

デッキ枚数

ゼノンザードのガチャ周りやデッキ枚数周りの設定はほぼほぼシャドバライクになっている。CMに霜降り明星を採用していることからもかなりシャドバを意識しているのがわかる。

デッキ枚数やデッキに加えられる同カード枚数はシャドバと全く同じで、それぞれデッキ枚数40枚と同カード3枚。カードを分解したときに得られるエーテル(ゼノンザードではスピリットと呼ばれる)の数もシャドバと同じ。