シャーロット:この手帳は警備AIの捜査の後キミに返すよう言っておくよ
ファビオ:はい……よろしくお願いします
クロード:全く……お前の行く先々では何故事件ばかり起きるんだろうな
シャーロット:え~ そんなのボクが聞きたいよ
クロード:まぁそのお陰で、多少手間が省けているのも事実だが……
シャーロット:素直じゃないなぁ こういうときは『ご協力感謝する!ビシッ!』でいいのに~
クロード:……協力感謝する
シャーロット:あ、ほんとにやってくれるんだ クロード君は真面目だなぁ
クロード:……あまりからかうな
シャーロット:あ、まだ紹介してなかったね
シャーロット:こちらはアッシュ・クロード 警備プログラム出身のコードマンだよ
シャーロット:モットーは『間違いは正す。悪は滅す』だったかな? カッコいいよね~
クロード:はぁ……
プレイヤー:仲いいんだね
シャーロット:んー、仲いいのかな~?
シャーロット:まぁ職業柄、クロード君とは会う機会が多いんだよね 先週も違う事件で会ったし
クロード:会いたくて会っているわけではないが……
シャーロット:もー、だからクロード君そこは『会えて嬉しい』でいいのに~
クロード:……俺は忙しい 悪いがこれで失礼する
シャーロット:あ、行っちゃった…… ちょっとばかり からかいすぎちゃったかなぁ~
メディーラ:早速活躍していたみたいね シャーロット
シャーロット:メディーラ……随分遅い登場だね
メディーラ:ごめんなさい 私も色々と忙しくて
シャーロット:とか言いながらどうせ全部見てたんだろ~?
メディーラ:あら、何のこと?
シャーロット:だってちょっと見ただけでも船内には異常な数の監視カメラや警備システムが搭載されているよね~
シャーロット:それこそ 国家宝物庫並じゃない?
メディーラ:フフ、そうね でも私のカジノレベルならそれくらい警戒するのは普通でしょう?
シャーロット:まぁそう言うなら別にそれでもいいけどさぁ キミの手駒の一人が死んだのにそれについてはノーコメント?
メディーラ:そうね……彼が亡くなったのは残念だけど それほど大した問題ではないわね
シャーロット:ふぅん……?
メディーラ:それよりシャーロット数日後は決勝よ アナタが勝ち上がって来るの楽しみにしているわ……それじゃ
シャーロット:『20XX年〇月△日 少し危険な仕事を頼まれることが増えてきた』
シャーロット:『それにしてもメディーラ様は――の情報を何に使われるのか でもファビオのためだ私はまだ頑張れる』か……
プレイヤー:え?
シャーロット:ううん、何でもないよ 気にしないで~
シャーロット:それより対戦だよ まぁ参加するからには賞品を頂くつもりで行かないとね~
シャーロット:(プレイヤー)クンも何をお願いするか、今からちゃんと考えておきなよ~?
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