シャーロット・シームズ(3章4話)

       ノノイン:むむむ~☆ これはタイヘンな事態ですぞ~、きぃにゃん殿

       キィラン:うん……まさか(プレイヤー)とシャーロットとの間に……

       キィラン:恋の好敵手が出現するなんてっ


      プレイヤー:<選択肢>

          A:真面目な相談なんだけど……

      ノノイン:ノンノンノン♪ 隠さなくってもいいよ(プレイヤー)っち♪

      ノノイン:わたし達『コードマン恋バナクラブ』を頼ったって事は、そう言う事なんでしょ??

          B:もうど~すればいいの~!

      キィラン:大丈夫だよ(プレイヤー) シャーロットとは親密デートまで行ったんだから

      キィラン:ぽっと出の優男になんか負ける筈ないよっ


       キィラン:シャーロットが事件の調査から戻って来る前に一緒に解決策を考えよう

       ノノイン:でもそのライバル君……ちょっとゴーインな感じで いかにも女子が好きそうなタイプってカンジだよね~

       キィラン:……よく少女漫画に出てくる俺様系ってやつだね

       ノノイン:だったら(プレイヤー)っちも押せ押せオラオラ系で行かないと対抗できないかもよ??


      プレイヤー:<選択肢>

          A:例えばどんな方法?

      ノノイン:壁ドンとか顎クイとかさっ♪♪

          B:無理……

      ノノイン:そんな弱気じゃあ シャロっちを取られちゃうよ~~!?


       ノノイン:例えば こーゆー風にガツンとっっ!!


            ――ドンッ


       ノノイン:行くんじゃねーぜ…… シャーロット……っ!!

       キィラン:……っっ!?

       ノノイン:更に顎をクイっとするぜ……シャーロット……っ!!

       キィラン:ちょっと、ののっち…… これ、恥ずかしい……っ

       ノノイン:更に更にっ☆ ナデナデしてやるぜ…… シャーロット……っ!!

       キィラン:これ以上はもうダメ――っ!!


            ――ドンッ


       ノノイン:――みたいな感じでシャロっちを引き留めるの♪


      プレイヤー:<選択肢>

          A:イチャイチャ見せられても……

      キィラン:い、イチャイチャって……

      ノノイン:え~? でも参考になったでしょ??

          B:やっぱ無理……

      ノノイン:もーっ!! シャロっちが行っちゃってもいいの~~!?!?



            ――ガチャ


     シャーロット:(プレイヤー)クン 今戻ったよ~

       キィラン:シャーロット 帰って来たよ

       ノノイン:よし☆ 今だ、行っけ~ (プレイヤー)っち♪


            ――ドンッ


     プレイヤー:うわぁっっ!!

     シャーロット:わわわっっ!?!?

     シャーロット:……(プレイヤー)クン?


      プレイヤー:<選択肢>

          A:あいつの所に行くな!!

    シャーロット:…………???

          B:ナデナデしてやるぜ!!

    シャーロット:パニックになっているようだけど、大丈夫かい?


     シャーロット:……ああ、そうか キミ達(プレイヤー)クンに何か吹き込んだね~?

  キィラン&ノノイン:あはは~……

           ※時間経過

     シャーロット:すっかり遊ばれちゃったね~

     シャーロット:まあ、ののっちもきぃにゃんも真剣だったのかもしれないけど

     プレイヤー:こっちも真剣に悩んだ

     シャーロット:え? 怒ってる??

     シャーロット:ごめんごめーん でも強引な(プレイヤー)クンがおかしくってさ、つい……


      プレイヤー:<選択肢>(どちらも結果は同じ)

          A:シャーロットが心配

          B:あいつはキケン!


     シャーロット:…………ふふっ そうか 心配してくれたんだ

     シャーロット:それとも何かな リィチ君に嫉妬したとか? (プレイヤー)クンってばかわいいとこあるじゃないか~

     シャーロット:……それにしても クロード君にも相談してたんだね あの時……

     シャーロット:……ボクの黒歴史 解けなかった事件についても聞いたワケだ?


      プレイヤー:<選択肢>(どちらも結果は同じ)

          A:詳しくは聞けてないけど……

          B:もっと詳しく教えてよ


     シャーロット:……まあ、『解けなかった』っていうのは本当は正しくないんだけどね

     シャーロット:だって――…… 今もずっと調査し続けているから

     シャーロット:この世に、ボクにも分からない事があるなんて知らなかった

     シャーロット:『アレ』はそんな衝撃を与えてくれたんだ――……

           ※回想

     シャーロット:あの日はそう、雨だった――


            ――サアァァァ…………


            

     シャーロット:ボクが拾った1枚のタロットカード…… 一見、古臭い アンティーク品だ……

     シャーロット:その場でスキャンC14法に掛けたところタロットは少なくとも300年以上前のものだと判明した

     シャーロット:けれど あり得ないんだよ……

     シャーロット:このタロットを縁取る模様…… そこにはびっしりと――

     シャーロット:プログラムと思しきものが 書き込まれていたんだ……

     シャーロット:おかしいだろう? 300年以上前の代物に…… しかも、ボクでも知らないような理論式

     シャーロット:こんなものが この世に存在するなんてあり得ない

     シャーロット:あっちゃならないんだ

           ※回想終わり

     シャーロット:『オーパーツ』……キミは信じられるかい?

     シャーロット:結局そのタロットは、すぐにビホルダー美術館に戻された ボクが様々な可能性を模索している間にね

     シャーロット:その後美術館に展示されていないか見に行ったけど「そんな所蔵品は無い」ってさ

     シャーロット:ビホルダーに直接問い合わせた事もある でも「そんなものは知らない」だって

     シャーロット:『謎』はどこかに消えてしまった……

     シャーロット:けれど今再びボクの前にタロットの『謎』が姿を現した

     シャーロット:あのデートの時 キミが買ってくれた魔女の絵本 それに描かれていたタロットの挿絵……そしてリィチ君……

     シャーロット:このふたつがボクの目の前に現れたのは運命なんじゃないかって思う

     シャーロット:絶対解かなければならない謎なんじゃないかってね……


      プレイヤー:<選択肢>(どちらも結果は同じ)

          A:運命……

          B:解かなければならない謎……


     シャーロット:(プレイヤー)クン ボクはね、悔しいんだよ

     シャーロット:この世に解けなかった謎があるなんて この未解決事件を放置するなんて出来ないんだ

     シャーロット:だから、そのカギを握るリィチ君には 会いに行かなきゃいけない

     シャーロット:――行かせてくれないか?(プレイヤー)クン

     シャーロット:大丈夫 手がかりを掴めたら すぐに戻って来るからさ


      プレイヤー:<選択肢>(どちらも結果は同じ)

          A:絶対だよ!

          B:シャーロットがそこまで言うなら


     シャーロット:……ありがとね(プレイヤー)クン 流石ボクの助手だよ


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