キィラン・カッチラム(4章2話)

ノノイン「────ふむふむっ♪ それでランバーンの考えた「『計画』ぶっつぶーす⭐︎ NULL捕獲大作戦」とは…」

ノノイン「ひとりを囮にして NULLをおびき寄せるってコトだったんだね♪」

キィラン「うん、そうなんだ」

ランバーン「作戦ってほどじゃないがな」

ランバーン「狙われてるコードマンの中で警戒のユルいやつがいれば NULLはそこに向かう可能性が高い……」

ランバーン「だから、敢えてひとりだけにザルな警戒をしてもらったわけだ」

ランバーン「人気(ひとけ)の少ないスラム街をヘラヘラお友達と通信でおしゃべりしながら歩いてもらったりな」

ノノイン「えへへ〜 お芝居上手だったでしょ〜?」

選択肢  【そうだね】/【うーん、そこそこ……】


→【そうだね】

ノノイン「でしょでしょ〜? アイドルたるもの 演技もできなくちゃ⭐︎」


→【うーん、そこそこ……】

ノノイン「が────んっ ののっちショック! アイドル女優の道はまだまだ険しいぃ……!」

ランバーン「……お前 女優志望だったのか?」

ノノイン「女優のお仕事もあるかもでしょ? アイドルなら演技力も養っておかなきゃ⭐︎」


キィラン「……囮役 立候補してくれてありがとう ののっち」

キィラン「本当は私が囮になれれば一番よかったんだけど……」

ランバーン「お前は一度 NULLに襲撃されてるんだ なのに甘い警戒してたら不自然だろう」

キィラン「……って 言われちゃってさ……」

ノノイン「いいのいいの〜⭐︎ わたしだってきぃにゃんの力になりたいんだから 気にしないで♪」

ノノイン「それに、囮になってからはランランがずっと近くで見守ってくれてたしね♪」

ランバーン「……ランランって まさか俺のことじゃないだろうな?」

ノノイン「あれれ?? バンバンの方がよかった??」

ランバーン「……好きにしろ」

キィラン「……それもごめん……! 私がののっちを守りたかったのに……!!」

ランバーン「だから…… それも説明しただろ?」

ランバーン「お前は敵に顔が割れてる 囮の近くにいられたら困るんだ」

ノノイン「あれれ? でもランランも敵さんに顔を知られてるよね?」

ランバーン「あぁ、そうだな だけどこいつと違って敵に気づかれないよう 隠れながらでも囮の近くにいられる」

キィラン「……わ、分かってるよ 自分が力不足なのは……」

キィラン「だけど…… ののっちばかり危ない目に遭わせてることが 歯がゆくて……」

ノノイン「大丈夫だってば♪ わたしにまでそんなに気遣わないでよ」

キィラン「でも……」

ノノイン「親友なんだから きぃにゃんに協力するのは当然だし……」

ノノイン「わたしだって きぃにゃんに守ってもらうだけの弱い存在じゃないのだっ⭐︎」

キィラン「ののっち……!」

キィラン「……そっか…… そうだよね……」

ヨルスケの通信「やぁ、どうやら作戦は成功したようだね」

キィラン「ヨルスケ……!」

ランバーン「相変わらず情報が早いな もう警戒してるふりはしなくていいぞ」

ヨルスケの通信「それは重畳 無事にNULLが捕獲できて安心したよ」

ヨルスケの通信「君たちに『消去計画』のことを聞いてから 怖くて怖くて夜も眠れなくてさぁ」

キィラン「えっ……ごめん…… 寝る時は側にいてあげればよかったね……」

ヨルスケの通信「そうだねぇ 子守唄のひとつでも歌ってほしかったよ〜 浮浮浮……⭐︎」

ランバーン「……キィラン 真に受けんな こいつが怖がるような電子回路持ってるわけねぇだろ」

ランバーン「お前に構ってる暇はないんだ 切るぞ」

ヨルスケの通信「アジトの場所も分かったんだろう? なら、早く突入しなくちゃね」

ヨルスケの通信「送り込んだNULLに何らかの異常事態が起こってることは 敵さんも気づいてるはずだから」

ランバーン「それなら心配ない システムを少しいじってな つつがなくノノインからエレメントを奪った…… と、通知をさせた」

ヨルスケの通信「さすがランバーンの旦那! 抜かりないねぇ」

ヨルスケの通信「俺も忙しくなきゃ 君たちと一緒にアジトに潜入したかったなぁ〜」

ノノイン「ヨルヨル人気者だもんね♪」

ヨルスケの通信「いやいや 仕事が忙しいんじゃないよ 個人的に……」

ヨルスケの通信「タロット探しで忙しいんだ」

ヨルスケの通信「じゃあ、またね ご武運を〜 苦苦苦……⭐︎」

ノノイン「タロット探しって…… ヨルヨル占いに興味あったの?」

キィラン「さぁ……?」

ランバーン「そんなことより行くぞ アジトに乗り込んで反撃するんだろ?」

キィラン「うん……! もう二度と悪いことをしないようにこらしめなきゃ」

ノノイン「わたしも一緒に行くからね! きぃにゃんだけに大変なことさせたくないもん」

キィラン「ありがとう、ののっち」

キィラン「(プレイヤー名)君も一緒に来るんだよね?」

選択肢  【もちろん!!】/【ちょっと不安だけど……】


→【もちろん!!】

キィラン「……ありがとう 君の意志が固いようなら私も止めないよ」


→【ちょっと不安だけど……】

キィラン「……君のことは私が必ず守るから安心して」


キィラン「……行こう、みんな!」


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