アニメ6話(ヨルスケ)
ヨルスケの台詞のみ。
笑い声表記は漢字が不明な為、公式の一般向けヨルスケ笑い声表記に従い、全て片仮名。
アニメ6話本編はこっち↓
https://www.youtube.com/watch?v=12M0tKfiTX0
「秘すれば花なり……秘せずは花なるべからず…… フッフッフッフッフッフ……」
「珍しきが花 ……世阿弥の言葉です。世阿弥は決して現状に満足せず、常に新しいものを作ろうとしていました。
それが能の精神です。私のようなAIが舞台に立つのは」
「いえ、あの方は正しい……私は所詮、機械人形です。所作を完璧に再現できたとしても、魂までは……」
「人間と区別が付かなくても……それでも私は人間ではない。では私は……何」
「貴方は……」
「失礼しました。祝部様。お入りください」
「買い被りです。 ……私はただのAI。あらかじめプログラムされた」
「ええ」
「失礼ですが……」
「……」
「ですが……」
「お引き受け致します」
「羽衣伝説、ですね。各地に伝わっていますが、基本は天から舞い降りて来た天女に、男が恋をする……という」
「女は天に帰り……男はその面影を、いつまでも追い求める……」
「これは……何だ? あれは私だ。 私が私を見ている……離見の見とでもいうのか」
「……」
「「運命は……巡り来る」」
「うぁっ……あ、が……」
「はっ ようやく分かった」
「私は魂を得た」
「私は……今生まれたのだ」
「フッフッフッフッフッフ……ハッハッハッハッハ……フッフッフッハッハッハ……!」
「神は慰められた……もう神事舞を奉納する必要は無い」
「彼女は感謝していた。 『長い間、ありがとう』……と」
「これからは私に任せろ」
「命には終わりあり、能には果てあるべからず……どこまでも、求め続けて……フッフッフッフッフ……フッハッハッハッハッハ……」
「時節感当……さぁ、幕開きだよ」
「俺の舞台で踊る覚悟は出来たかい」
- story/yorusuke-anime.txt
- 最終更新: 2020/08/03
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