シャーロット・シームズ(1章2話)

    ミーナ:何だかすごい方でしたね

    ミーナ:あの、もしかして 今回シャーロットさんの気が進まなかったのは……

 シャーロット:うーん……実は昔 ある調査を手伝った時に何故かすっごく気に入られちゃってさぁ~

 シャーロット:それ以来『私の専属パートナーにならない?』って 顔を合わせる度に……ね

 シャーロット:能力を評価してくれるのは嬉しいけど、ボクはボクで色々やることがあるからさ

    ミーナ:なるほど……

    ???:失礼します あなた方がメディーラ様のお客様ですね?

  ダミアーノ:私は案内を任されました 支配人のダミアーノです

 シャーロット:ああ、キミが それじゃ早速案内を頼むよ~

  ダミアーノ:はい、お任せください

       ※カジノエリアへ移動

  ダミアーノ:こちらがこのクイーン・メディーラ号最大の売りであるカジノエリアになります

  ダミアーノ:ここは船上にありながらメディーラ様の所持する他のカジノ施設に勝るとも劣らない規模で

  ダミアーノ:宿泊施設は勿論、あの有名なワンダードリームランドも入っているんですよ

    ミーナ:ええっ、この船の中にWDLまであるんですか!?

  ダミアーノ:凄いでしょう。驚きましたか?

 プレイヤー:流石に驚いた

  ダミアーノ:ええ、そうでしょうとも こんな凄い船 他にはそうそうないかと

  ダミアーノ:これもメディーラ様の手腕の賜物と言いますか――

 シャーロット:…………

    ミーナ:あの、シャーロットさん どうかされました……?

 シャーロット:んー、大会の会場ってどこにあるんだろ~

 シャーロット:どういう場所で対戦するのか事前に確認しておきたいなって思ってさ~

  ダミアーノ:ああ ゼノンザードの会場ですね わかりました すぐに案内しましょう

       ※ゼノンザード会場へ移動

  ダミアーノ:着きました ここがその会場になります

  ダミアーノ:設営完了までもう少し時間はかかりますが お客様が見学できるよう観覧席のみ公開しております

    ミーナ:なかなか大きなホールですね これなら大会もかなり盛り上がりそうです

  ダミアーノ:勿論です メディーラ様主催の大会ですからね 派手に盛り上げなければ

  ダミアーノ:ゼノンザードといえば 私の弟もプレイヤーなんです ああ、噂をすれば丁度あちらに ……おい、ファビオ

   ファビオ:どうしたの兄さん?

  ダミアーノ:紹介させてください これが私の弟のファビオです

  ダミアーノ:今回の大会にも出る予定で 今は私の補佐として会場の設営を手伝わせております

  ダミアーノ:ファビオ、こちらは メディーラ様のお客様だ さぁお前からも挨拶を

   ファビオ:どうも初めまして ファビオです

   ファビオ:あの……あなたはあの有名な探偵コードマンのシャーロットさんですよね!?

   ファビオ:そしてそちらはそのコンコードを務められている(プレイヤー)さん……

    ミーナ:お二人をご存じなんですか?

   ファビオ:勿論です

   ファビオ:ゼノンザードのプレイヤーでシャーロットさんと(プレイヤー)さんを知らない人なんていないですよ

   ファビオ:こんなところでメディーラ様以外のザ・ゼノン参戦者とお会いできるなんて 感激だなぁ……

    ミーナ:そうでしたか

  ダミアーノ:実は弟もザ・ゼノン参戦を目指しているんです

  ダミアーノ:私も応援してやりたくて色々とサポートしているのですが なかなかチャンスが……

   ファビオ:大丈夫だよ兄さん 俺だって努力していればきっといつかザ・ゼノンに……

  ダミアーノ:ファビオ……

 シャーロット:それってコンコードになりたいってこと?

 シャーロット:だとすればキミも知っているとは思うけど コンコードは無作為に選ばれる

 シャーロット:そうそう巡ってくるチャンスってわけでは無いと思うけどなぁ

  ダミアーノ:え、ええ 仰る通りで……

   ファビオ:…………

    ミーナ:そ、そういえば支配人さん 襟元が少し汚れてしまっているような……

  ダミアーノ:ああっ、本当だ…… これは失礼いたしました すぐに着替えなければ……

   ファビオ:兄さん……それくらいの汚れ ちょっと神経質すぎない?

  ダミアーノ:何を言っているんだ

  ダミアーノ:お客様の前では常にきちんとした服装でいなければ カジノの支配人とはそういうものだからな

  ダミアーノ:何より 私に色々と任せて下さっている メディーラ様の信頼を裏切るわけにはいかない

   ファビオ:しょうがないな だったら俺が洗っておいてあげるよ

  ダミアーノ:おお、そうか 助かるよファビオ

  ダミアーノ:そういうわけで 私どもはこれで失礼します

  ダミアーノ:シャーロット様たちは招待枠なので バトルまで船内を楽しむなり 大会を観戦するなり どうぞ自由にお過ごしください

  ダミアーノ:では

     ミーナ:流石はメディーラさんの船を預かる支配人さんですね 真面目でとても誠実そうな方でした

    ミーナ:それにご兄弟でとても仲が良さそうですし

 シャーロット:そうだね……

 シャーロット:さて、せっかくだし ふたりで船内を色々見ておいでよ

 シャーロット:(プレイヤー)クンも少しは遊んでみたいだろ~?


  プレイヤー:<選択肢>

      A:じゃあカジノ!

シャーロット:へぇ ギャンブルに興味があるんだ?

      B:WDLに行ってみたい

シャーロット:テーマパークが好きなんだ? そういうとこ ちょっと可愛いな


    ミーナ:シャーロットさんはどうされるんですか?

 シャーロット:ボクはちょっと別の用事があるんだ 合流するならそれが終わってからかな~

 シャーロット:それじゃ二人とも また後でね~

       ※時間経過

    ミーナ:結構たくさん遊びましたね (プレイヤー)さんも楽しまれていたようで良かったです

 シャーロット:お待たせ~

    ミーナ:あっ、シャーロットさん 用事は済みましたか?

 シャーロット:うん、今日のところはね

    ミーナ:……? とりあえず部屋を用意して頂いているようなのでそちらに戻りましょうか

    ???:きゃあぁぁぁぁ!!!!

 シャーロット!?

    ミーナ:誰かの悲鳴が…… 何かあったのでしょうか……?

 シャーロット:あっちだ……

    ミーナ:あっ、シャーロットさん 待ってください

       ※現場へ移動

    ミーナ:……っ、血だまり!? それに誰か倒れて……

 プレイヤー:こ、この人って……!

 シャーロット:うん、支配人のようだね

 シャーロット:そしてもう……死んでる


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