シャーロット・シームズ(2章2話)

  シャーロット:うーん……迷うな

  シャーロット:『仁義なきバトル』と『セーフレイジ』どっちを見るべきか……

  プレイヤー:何故そのチョイス……!?

  シャーロット:だってホラーとか推理モノはボク的に面白くないし

  シャーロット:こういう映画ってあんまり見たことないから ちょ~っと興味あるんだよね

  シャーロット:それに仲間同士の硬い絆ってテーマは今のボクらに必要な情報かもしれないだろ?


   プレイヤー:<選択肢>

       A:じゃあ『仁義なきバトル』

 シャーロット:おおっ、流石は(プレイヤー)クン わかってるね~

       B:『セーフレイジ』にしよう

 シャーロット:うんうん ボクもこっちの方がいいんじゃないかなって思ってたんだよね~


        ※映画鑑賞

  シャーロット:すっごく面白かった~

  シャーロット:漢同士の熱すぎる絆と潔さに終始、興奮が止まらなかった……

  シャーロット:(プレイヤー)クンのチョイスで大正解だよ~

  プレイヤー:う、うん……良かったね

  シャーロット:さ~て、次はショッピングだ 事務所に良い感じのソファを新調しようと思ってるんだけど一緒に選んでくれるかい?

  シャーロット:それが終わったら軽くランチをとって流行のスイーツを食べに行こう

  シャーロット:それからその後は……って どうかした?

  プレイヤー:なんかこれってデートみたい

  シャーロット:デートみたいって…… ボクはそのつもりだよ?

  プレイヤー:ええっ!?

  シャーロット:そのために今回はミーナには同行を遠慮してもらったわけだし

プティ・ロッティ:ボクハ ツイテキテルケドネ

  プレイヤー:ロッティ、居たんだ……

  シャーロット:一般的な恋人のデートなんてボクは詳しくないから ロッティにデートプランの作成とナビをお願いしたんだ

  シャーロット:ちなみにさっきの映画をチョイスしたのもロッティだよ~

プティ・ロッティ:エッヘン

  プレイヤー:そもそも何故デート……?

  シャーロット:以前、友人のコードマンにコンコードを理解するためにはどうしたらいいか相談したことがあるんだけど

  シャーロット:その時に『親密デートが、手っ取り早いんじゃないかなぁ~☆』って、アドバイスされた事を思い出したんだ

  シャーロット:だから、こうして実践しているというわけさ

  シャーロット:一番大切なのは……

  シャーロット:二人の距離感なんだってね

  プレイヤー:(う、腕に当たって……!?)

  シャーロット:顔が赤いよ(プレイヤー)クン 脈も早い……どうやら少し緊張しているようだね

  シャーロット:でもこれはキミを知るために必要なことなんだ

  シャーロット:親密デートというからには 普段の二人より、もっと密接な距離感を必要とするだろう?

  シャーロット:こうして腕を組めば自ずと距離は近くなるはず

  シャーロット:全ては調査のためだ 耐えてくれたまえ

  プレイヤー:が、がんばる……!

  シャーロット:さぁ、行こうか 時間はたっぷりあるからね~

        ※時間経過

  シャーロット:デート楽し~~い♪

  シャーロット:買い物も流行のスイーツ巡りも面白かったけど……

  シャーロット:キミの勧めで行った ベーカリーザ・ビホルダーでの買い食いが最高だったな~

  シャーロット:存在は知ってたけど 実際にお店に入るのは ボク、初めてだったんだ

  プレイヤー:気に入ってくれてよかった

  シャーロット:焼きたてのパンの香りはデータでは分からないからね

  シャーロット:……でも、まずいな

  シャーロット:キミのことを調べるつもりで来たのに……いつの間にかボクが楽しんじゃってる……

  プレイヤー:二人で楽しむのがデートだよ

  シャーロット:そうか……ボクが楽しむっていうのも、定義としては間違ってないのか……

  シャーロット:よし じゃあデートを楽しみつつ(プレイヤー)クンを最大限理解できるプランをお願い ロッティ

プティ・ロッティ:ピピッ、了解『短期決戦カップルプラン~雰囲気で一気に押せ~』ヲ、作成シマシタ

  プレイヤー:!?

プティ・ロッティ:同時ニ、カップルニ大人気ノ 高級レストランヲ予約完了

  シャーロット:ロッティ、プランの説明を

プティ・ロッティ:ピピッ、了解

プティ・ロッティ:マズハ美シイ夜景ヲ見ナガラ 二人ノ未来ニツイテ ジックリ話シ合イマス

  シャーロット:ふむふむ……

プティ・ロッティ:ソシテ何トナク 良イ雰囲気ニナッタラ

プティ・ロッティ:ホテルノBARニテ スコシ個人的ナ話ヲシテ 場ヲ和マセマショウ

  シャーロット:なるほど、それで……?

プティ・ロッティ:程ヨク親密度ガ上昇シタ所デ 準備シテオイタ花束ト……

プティ・ロッティ:二人ノイニシャルノ入ッタ 銀色ノ指輪ヲ サリゲナク渡シ――

  プレイヤー:プロポーズかよ!!

  シャーロット:ん? なになに、どうかした?

  プレイヤー:このプランって一体……

プティ・ロッティ:一般的ナカップルガ 効率ヨク一気ニ距離ヲ縮メル為ノ最短プランデスガ、何カ?

  シャーロット:手っ取り早いのは好きだよ よし、早速行ってみようか(プレイヤー)クン


   プレイヤー:<選択肢>

       A:ダメだ、プランを変更しよう

 シャーロット:え、何で……?

       B:まだ自分たちには早い……!

 シャーロット:ええっ、そうなの~!?


プティ・ロッティ:ボクノ完璧ナプランノ 何処ニ不満ガ? 説明ヲ求メマス プンプン

  プレイヤー:効率よりも段階が大切だよ

  シャーロット:ふむ……あえて段階が必要なのか……やっぱり人間って難しいな

プティ・ロッティ:ソンナ……デートニ効率ヲ求メテハ イケナイナンテ――

  シャーロット:まぁいいや……ロッティ とりあえずさっきのレストランとホテルはキャンセル

プティ・ロッティ:ピピッ 了解シマシタ 変更プランヲ検討シマス……

  シャーロット:ううむ…… 思ったより複雑だ

  シャーロット:人間の事は知れば知ろうとする程 難解になっていく気がするな

プティ・ロッティ:ピピッ 『紳士のエスコートプラン~終電までには帰すから~』ヲ、先程ノ代替プラントシテ作成シマシタ

プティ・ロッティ:落チ着ケル上ニリーズナブルナ レストランディナーヲ ピックアップシテイマス

  シャーロット:これなら問題ない?

  プレイヤー:多分……

  シャーロット:そうか それじゃ早速行こう

  シャーロット:……って、待って(プレイヤー)クン

  シャーロット:あそこに見えるのって――


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