工事現場ではラヴィルたちが祝杯をあげている。なぜそんなに早く終わったのか尋ねる主人公とミーナ。そしてレヴィルとはヒュートラムとのバトルに突入し……
職人たち「かんぱーい!!」
ラヴィル「みんな、本当にお疲れ様!」
職人A「いやー、間に合って良かった良かった。」
職人B「一時はどうなることかと思ったがな」
ミーナ「……随分賑やかですが何かあったんですか?」
職人A「何かって見りゃわかるだろ?」
職人B「我らがボスの作品がついに完成したんだよ」
ミーナ「完成って……先日壊されてしまってからまだそんなに日は経っていませんよね……?」
職人A「そこがボスの凄いところだよな」
職人B「そうそう、どんな魔法使ってんだって毎回思うぜ」
ラヴィル「そんな、魔法だなんて……今回間に合ったのは皆が頑張ってくれたからだよ。大変なはずなのに時間のない中でも丁寧に作業してくれて……そのおかげで前の作品よりも良いものになったんだと思う」
職人B「はー……こういう謙虚なとこがあるからみんなに慕われるんだよな。うぅっ……好きだボスーっ!!」
ラヴィル「ひ、ひぇっ!?」
職人A「おい、飲み過ぎだ……。それにしてもボスくらいになればもっとお高くとまっててもおかしくないと思うけどな」
ラヴィル「そ、そんな……いつもみんなに助けてもらってるのは僕の方だから……えへへ」
〈どうやって間に合わせたの?〉
ラヴィル「僕はこれでも建築家のコードマンだからね。最先端の技術は勿論世界中のあらゆる建築技法は全て把握してる。ここだけの話だけど裏技みたいな技術だってたくさん知ってるんだ。ただ、こういうやり方は手抜きだと思われがちだからあまり使いたくないんだけど……」
ミーナ「それにしても建設、土木、解体まで何でもできるなんて、建築家のコードマンって凄いですね」
ラヴィル「実は僕、作る以外出来ないんだ。だから解体は専門外」
ミーナ「え?」
ラヴィル「……そのはずなんだけどたまに自分の中に小さな『破壊したい』って気持ちが生まれる時があるんだ。だからって、実際に何かを壊すなんて事ないけどね」
ミーナ「そう……ですか」
ラヴィル「あれ、どうかした?」
ミーナ「ああいえ、何でもありませんよ!」
〈BG内〉
ミーナ「ついに決勝ですね。準備はいいですか?」
〈ばっちり!〉
ミーナ「それは頼もしいですね! きっとお二人の素晴らしいバトルを見せて頂けると思うと楽しみで――」
レヴィル「バトルはワタシが行う」
〈えっ?〉
レヴィル「――オマエはそこで見ていろ」
〈でも……〉
レヴィル「余計な真似はするな――黙って従え」
ミーナ「レヴィルさん……」
〈暗転〉
アナウンス「本大会、決勝戦はヒュートラムVSレヴィル&(主人公)組~!!」
ヒュートラム「決勝だというのに表情ひとつ変えないか」
レヴィル「…………」
ヒュートラム「私はお前の対戦をずっと見ていた。そのバトルからは壊すことのみ考えたような破壊的な意思しか感じなかった。そのような精神は『創造者』のひとりとして嫌悪を催すな」
レヴィル「…………」
ヒュートラム「ここまで言われても何も言い返さないのか。ああ……そういえばお前は創作者ではなく破壊者の方でだったか。建築家のコードマンを名乗りながら壊すことしか能がないとは、美しくないな」
レヴィル「――うるさい。――壊してやる」
〈ストーリーバトルへ〉
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