キィラン・カッチラム (プロローグ)

キィラン「待たせたね」

ミーナ「キィラン・カッチラムさん アスリート養成プログラム出身のコードマンで今は武闘家AIとして活躍されてます」

ミーナ「あら? キィランさん 少し髪が乱れてらっしゃいますね」

キィラン「あ、ホント? ついさっきまで、トレーニングをしてたから……」

ミーナ「トレーニング、ですか?」

キィラン「うん 腹筋と背筋を5000回 あとは体幹を鍛えるための筋トレも…」

ミーナ「そ、素体を鍛えても人体のように変化することはないのでは……?」

ミーナ「強化が必要なら弊社に申請して頂ければ……」

キィラン「いや、そうじゃないんだ」

ミーナ「え?」

キィラン「私が目指しているのは そういう地道なトレーニングをすることによって得られる人間の『強さ』なんだ」

ミーナ「人間の『強さ』?」

キィラン「精神性……『魂』って言えばいいのかな?」

ミーナ「たましい……?」

キィラン「うまく説明できなくてごめん 私自身、まだちゃんと理解できてないところもあって……」

キィラン「話が長くなっちゃうから今は本題に入ってもらってもいいかな?」

ミーナ「は、はい! そうですね では、契約に際しての必要事項をご説明致します」

ミーナ「まずは、ゼノンザードにおける おふたりの相性確認です」

ミーナ「ということで今から一緒に模擬戦を行おうと思うのですが ひとつ注意事項があります」

ミーナ「あなたはゼノンザードのルールに関してどれくらいご存知ですか?」

ミーナ「もし私の補足説明などが必要ないのならすぐにプレイして頂いても構わないのですが……」

ミーナ「私からの説明は必要ですか?」 選択肢【お願い】/【要らない】/【バトルをスキップする】


※模擬戦


ミーナ「これで模擬戦は終了です お疲れ様でした!」

ミーナ「以上で 説明は全て終了となります 後はおふたりのお気持ちだけ」

ミーナ「これから先 長い時間を共にする大切な相棒を選ぶわけです 後悔の無い選択を」

キィラン「一緒に『ゼノンザード道』を極めてほしい」

【キィランと【契約】する】

キィラン「ありがとう 君に後悔させないよう私もトレーニングを怠らないよ」


ミーナ「おめでとうございます」

ミーナ「契約と同時に、ザ・ゼノンへのエントリーも完了しました こちらの大会での優勝 そして───」

ミーナ「コードマンを、より完璧な存在に高めると言われるアクロコードの獲得を目指して 是非がんばって下さい」

キィラン「うん、私たち『ドンじゃん』がんばるよ」

ミーナ「ドンじゃん……?」

キィラン「ドンドンじゃんじゃん』の略だよ♪」

ミーナ「は、はぁ……独特な言葉遣い……ですね」

キィラン「……え? そう……かな?」

ミーナ「自覚なし、ですか……」


次 1話

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  • 最終更新: 2020/06/10