キィラン・カッチラム(1章3話)

ノノイン「ピモタ戦 勝利おめでとう〜☆きぃにゃん!」

キィラン「おつかれさま ののっち 仇は討ったよ! ……つらい闘いだったけどね」

ノノイン「あの可愛さは反則だよねぇ……」

キィラン「うん…… 『ガンつら』だった……]

ノノイン「……わたしは敗けちゃったけど きぃにゃんのこと応援してるからがんばって♪」

キィラン「うん!ののっちの分まで気合入れていくよ!」


司会者「Aブロック第3回戦!キィラン&(プレイヤー名)に相まみえるのは……」

キィラン「よろしくお願いします」

ランバーン「さっさと始めるぞ」


キィラン「……はぁ、はぁ、はぁ……」

ランバーン「…………………………………………」


ノノイン「う〜………… きぃにゃん、ちょっと圧され気味じゃない??」

ミーナ「えぇ………… いつものキィランさんの勢いがないような…………」

ノノイン「ランバーンって 相手の出方を見てから隙を突いてイッタイ一撃いれてくるじゃん?」

ノノイン「真っ向勝負のきぃにゃんにとって 同じように真正面から来てくれない相手は苦手っていうか〜」

ノノイン「……闘い方はAIそれぞれだけどぉ…… ……とにかくがんばってキィラン……!」


司会者「おっと〜!またもやキィランにランバーンからの重たい一撃!形成はますます不利に!!」

キィラン「う…… これは結構マズイ……みたい」

キィラン「このまま闘っても…… ……勝てる確率は…… …………低い」

【とにかく、がんばろう】

キィラン「……うん、そうだね ふたりで力を合わせれば、きっと……」

ランバーン「フン……」

キィラン「……何?」

ランバーン「あぁ、すまん あまりに青くさいと思ってな」

キィラン「……………………………………」

ランバーン「…………お前ら どっかの堅物ポリ公に似てるよ」

キィラン「ポリ公って………… クロードのこと?」

ランバーン「アイツも同じ ひたすら真正面からぶち当たってくる戦法だ 力の限り立ち向かえば壊せない壁はないと思ってる」

ランバーン「世の中 そんな単純じゃねぇんだがな」

キィラン「…………君からは、勝利への真摯な姿勢を感じない」

キィラン「『勝敗なんかどうでもいい』…………そういう空気すら感じる」

ランバーン「……………………………………」

キィラン「失礼だと思わないの? バトルというものに対して…………何より、対戦相手に対して」

ランバーン「俺には俺の目的がある お前には理解できねぇよ」

キィラン「…………理解なんか したくもないよ」

キィラン「日々の努力や勝利への想いとか 応援してくれる友達の気持ちとか…………」

キィラン「そういう大切なものを否定するような君の態度には まったく共感できないから」

ランバーン「偉そうなご託並べる前に、俺に勝つ方法を考えた方がいいんじゃねぇか?」

キィラン「…………っ!」

キィラン「どう…………したら…………」

キィラン「何か、いい方法は………… 考えなくちゃ………… …………何か…………!」


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  • 最終更新: 2020/07/11