キィラン・カッチラム（１章２話）

クロード「……俺の負けだ　いいバトルだったがな」

キィラン「うん　すごく心地よかったよ　君の正義に対する熱い想いが試合からも感じられた」

クロード「だが、お前に負けるようでは俺の信念もまだまだだ」

キィラン「そうだね」

クロード「……はっきり言うんだな」

キィラン「君とは互いに成長してまた闘いたいから情けはかけたくないんだ」

クロード「……次は勝つ」

選択肢【おつかれ】/【緊張した】

→【おつかれ】

キィラン「おつかれさま　まずまずの試合だったね」

→【緊張した】

キィラン「緊張すると、普段の実力が出せなくなっちゃうよ　リラックスしてね　私が傍に付いてるから」

キィラン「……よし　じゃあ次のバトルに向けて改善点を分析してみようか」

キィラン「まだまだ私たちには足りないところがたくさんあるはずだからね」

キィラン「……私は『上』を目指さなくちゃ……」

【上？】

キィラン「うん……もっと、さらなる高みに……」

キィラン「と、まずはこの大会を制覇しなくちゃね　ののっちと決勝で闘えるように」

ノノイン「……負けちゃった……」

ミーナ「えっ！？　す、すみません　私はキィランさんの試合を観ていて……」

ミーナ「……残念です　おふたりの決勝戦　拝見したかったので……」

ノノイン「うん……わたしもきぃにゃんと闘いたかったから……めっちゃくちゃがんばったんだけどぉ〜……」

ノノイン「……あれは反則」

ミーナ「そ、そんな手強い相手だったんですか……？」

ノノイン「……うん……敵うわけない……」

ノノイン「多分、きぃにゃんも同じ　ううん！わたし以上に……あの子にとって闘いづらい相手だと思う」

ミーナ「それは一体……！？」

ピモタ「ぼくはピモタ　よろしくね　いい　ばとる　にしよう」

キィラン「うぐっ……！？」

【どうかした？】

キィラン「な、なんでもないよ　平常心、平常心……」

ピモタ「だいじょうぶ？　きんちょう　してるの？」

キィラン「……えっ！？　う、ううん！　大丈夫！　大丈夫……」

ピモタ「むり　しないで　つらかったらいつでも棄権していいんだよ」

キィラン「く……うぅっ……！」

キィラン「こ、こんな子を相手に闘えないよっ！　可愛すぎるもん！！」

キィラン「……あ、ああああぁぁ〜！　そんな尻尾をふりふりしちゃだめ〜！！」

ノノイン「＿＿って、きっときいにゃんは心の中で葛藤してると思うの」

ノノイン「これ絶対っ　ちょ〜☆厳しい闘いになるよぉ！！」

ミーナ「そんな理由ですか！？」

ピモタ「ふんふーん♪」

キィラン「あ…… ああぁ……」

ピモタ「ふんふふんふーん♪」

キィラン「あああああぁぁ……！！」

【……気合入れて？】

キィラン「……はっ！　そ、そうだ…… いくら相手がガンモフに愛らしい存在でもこれは闘い……！」

ピモタ「がんもふ？」

キィラン「『ガンガン、モフモフしたい』の略だよっ！　いざ、勝負！！」

司会者「勝者！　キィラン・カッチラム〜！！」

キィラン「厳しい闘いだった……」

ピモタ「……まけちゃった……」

キィラン「…………も、もう……」

キィラン「我慢できないよっっ！！！」

【キィラン！？】

ピモタ「あんまり　べたべた　しないでよね」

キィラン「モフモフ……♪♪♪」

ピモタ「いいかげんにしてくれるかな？」

キィラン「ガンモフ……♪♪♪」

ピモタ「ひとのはなし　きいて　ない……」

【落ち着いた？】

キィラン「う……うん…… ごめん　取り乱しちゃって…… 恥ずかしいところ見せちゃったね……」

選択肢【びっくりした】/【可愛かった】

→【びっくりした】

キィラン「ごめん……私、可愛い物見るとつい、こう……」　

キィラン「モフモフしたくなっちゃって……」

→【可愛かった】

キィラン「可愛かった？　ピモタが？」　　

キィラン「……えっ？私が！？」　

キィラン「そ、そう……？」

キィラン「あはは…… とにかく、君に幻滅されてないようでよかったよ……」

【好きな物は好きでいいよ】

キィラン「そ、そっか…… ……そう言ってもらえてよかった」

キィラン「イメージしてたコードマンと違うとか言われたらどうしようかと……」

キィラン「……ふふ、ありがとう」

キィラン「……よしっ！　次のバトルもドンじゃん行こう！」

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