レイチ・ワンダーコール(1章5話)

ノノイン

『ワンダードリームショー

~星空のティータイム・紅茶に星屑を浮かべて~』

ってこれ

リンリンの新企画~っ?

竜胆

……少し面白そうな

VRプログラム技術の話を

知り合いから聞いてな

それを使ってVR空間で

夜空に浮かんだ

星屑の砂糖菓子を食べたり

星に浮かべた紅茶を飲みながら

ゼノンザード観戦をしよう

というイベント提案だ……

ノノイン

ええーっ何それ!

すっごくカワイイ~っ☆

竜胆

と、とりあえずワンダくんが

登場時に杖を振って

お友達に星屑を配る

……って感じで行くか

ノノイン

リンリンってさ~

女の子が苦手な割には

女子力高い高~い企画

思いつくよね~っ♪

竜胆

……僕は天才漫画家だ

当然少女漫画だって描ける

ノノイン

じゃあ今度少女漫画を描くときは、

ののっちをモデルにしてもいいよ~☆

竜胆

か、考えておく……

UR-D

無論、私のことも

自由に使ってくれて

構わないぞ!

竜胆

少女漫画でUR-Dを

どうしろと……?

ワンダーコール

おおっ、やってるね~~!

さすがは竜胆くんーー!

この企画

早速採用~~~っ♪

竜胆

そう言うだろうと思っていた

なら、すぐに絵コンテを切ろう

ノノイン

おおーっ!

さすがリンリン

すっごく上手~っ♪

竜胆

ふっ、僕の美技に酔いなよ

ワンダーコール

さて

新しいショーの内容が

あらかた決まったところで

みんなにちょっと相談が

あるんだけど

いいかなぁ~~?

ノノイン

相談ってなになに~っ?

ワンダーコール

実は次回からいつもやってる

WDショーと平行して

ゼノンザードそのものを見せる

方向の演出プランも

同時にやってみようかなって

思ってるんだ~~

竜胆

それは、WDショーを2種類

用意するということか?

ワンダーコール

そうだよ~!

ザ・ゼノンから来た

新しいお友達に向けた

ゼノンザードショーの可能性を

色々試してみたくてさ~!

UR-D

なるほど!

もちろん私は賛成だ!

ノノイン

ええーっ? でも2種類とか

そんなの労力倍じゃん~っ!

ワンダーコール

そうだけどー

そこはお友達のために

みんなで頑張ろうよ~♪

ノノイン

でもぉ……ののっちにだって

アイドル活動の

スケジュールが__

ワンダーコール

何言ってんだ~~~~!!

テメェのスケジュールなんざ

いっつもスカスカじゃねぇか!

それにお友達のためなら

労力が2倍でも100倍でも

やるに決まってるだろぉーー!

ノノイン

うぅっ

そうだけど~っ!

竜胆

……まぁそこまで言うなら

僕は手伝ってやってもいいよ

ノノイン

ええーっ?

だってこれ、一番大変なのは

絶対リンリンだよ~っ?

竜胆

この程度なら余裕だ

僕に不可能なんて

あるはずない!

見ろ! 僕が漫画家だ!!

ノノイン

おお~っ!

リンリンが燃えてる~~っ!!

ワンダーコール

り、竜胆くん

キミってヤツは……なんて

すばらしいお友達なんだー!!

竜胆

お、おい……!

抱きつくな!

お前は馬鹿力なんだから

少しは考えろ!


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  • 最終更新: 2020/07/13