ヨルスケ・ヨーライハ(4章1話)

BASS「(プレイヤー名)さん ビホルダー氏が内密にお話したいことがあると」

BASS「あなたに ぜひとも頼みたいことがあるそうです あなたにしかできないことを――」


ビホルダー「やぁ、よく来てくれたね (プレイヤー名)君」

ビホルダー「君はコーヒー派か それとも紅茶派かな?」

ビホルダー「どちらでも 何でも好きな銘柄を言ってくれたまえ すぐに用意しよう」

選択肢【結構です】/【何でもいいです……】

→【結構です】ビホルダー「そうかい? では、早速用件を話そう」

→【何でもいいです……】ビホルダー「……早く用件を言ってほしそうな顔だね」

ビホルダー「なら、早速話そうか」

ビホルダー「頼み事と言うのは他でもない ヨルスケ君のことだ」

ビホルダー「彼は「故障」している」

ビホルダー「AIのプログラムに刻み込まれたリミッターがなぜか解除されているんだ」

【人を殺したのは、事実?】

ビホルダー「証拠はないけれど 僕個人の見解としては おそらく……」

ビホルダー「……あぁだからと言って 僕は今すぐヨルスケ君をどうこうするつもりはなくて……」

ビホルダー「ただ、野放しにしておくわけにはいかないだろ?」

ビホルダー「ヨルスケ君を僕の管理下に置いておきたい いざという時 彼を止められるように」

ビホルダー「そこでだね」

ビホルダー「君に、ヨルスケ君のバックアップを探してほしいんだ」

【バックアップ?】

ビホルダー「各コードマンにはそれぞれバックアップされたデータが存在している」

ビホルダー「素体に入っているデータが万が一破損しても また複製できるようにね」

ビホルダー「ヨルスケ君のバックアップはどこに保管されているのか 僕達も把握していないんだ」

ビホルダー「……とすれば 彼の性格から考えるに本人が持っている可能性が高い」

ビホルダー「そこで もしそれを見つけたら僕に渡してほしいんだ」

ビホルダー「バックアップさえあれば 仮にヨルスケ君が暴走し 人間の脅威となってしまっても 僕がすぐに手を打てる」

選択肢【……できるかな……】/【自分には無理】

→【……できるかな……】ビホルダー「できればでいいよ バックアップの存在を気にかけてくれ」

→【自分には無理】ビホルダー「まぁ、そう言わず 今後バックアップのことを意識しておいてほしいだけだから」

ビホルダー「もしかしたら 君に気を許したヨルスケ君が さらっとしゃべっちゃうかもしれないし」

【……それはない】

ビホルダー「そうかな?」

【……ないよ……】

ビホルダー「……じゃあ もし偶然見つけたら 僕に教えてほしい」

ビホルダー「よろしくね」


【バックアップか……】


ヨルスケ「ご来場の方々 ご足労痛み入りまする 然し現在旅に出ておりますゆえ またお越し頂ければ幸甚なり~」

【また留守……】

シャーロット「……あ、もしもし (プレイヤー名)君?」

シャーロット「キミに話したいことがあるんだ 近い内にヨルスケには内緒でボクの事務所まで来てくれないかな? 実は……」

シャーロット「二川鯛蔵の遺体を見つけたんだ」

【……!】

ヨルスケ「……………………………」


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  • 最終更新: 2021/03/12