ヨルスケ・ヨーライハ(1章5話)

ヨルスケ 「俺の勝ちだね」

シャーロット 「キミ  予想外な手使い過ぎ……」

シャーロット 「……読み切れなかったボクが悪いんだけどさ……」

シャーロット 「負けは負け……だね  約束通りエレメント渡すよ」

シャーロット 「どれくらいほしい?全部?」

ヨルスケ 「全部はいらないよ――壊れちゃうからね」

シャーロット 「……は?」

ヨルスケ 「俺の良心が痛むのさ  ……と言うよりエレメント自体要らない  個人間のバトルだったし」

シャーロット 「……馬鹿にしないでほしいな  こっちからバトルに挑んで負けてさ……」

シャーロット 「結局なんのリスクも負わないなんて  そんなカッコ悪いことできないよ」

ヨルスケ 「俺が望むのは俺を負かす強者に出会うこと」

ヨルスケ 「君が将来 そうなってくれる日を心待ちにしてるよ?浮浮……」

シャーロット 「……分かった」

シャーロット 「なら  その時を楽しみにしてて  今日のことを後悔させてあげるよ」

ヨルスケ 「OK☆」

【ヨルスケは何も知らないよ】

シャーロット 「……うん、そうだね  疑って悪かったよ」

シャーロット 「(プレイヤー名)君にとって大切なコードマンだもんね……ごめん」

ヨルスケ 「俺は気にしてないよ~」

ブンキチ 「あの……お話し中すみません  シャーロットさん  こんなメールが……」

シャーロット 「むむ? 新たな目撃情報?」

ブンキチ 「いえ……」

ブンキチ 「鯛蔵師匠からです」

シャーロット 「えっ……!?」


鯛蔵 「私の目撃情報を集めているというCMを拝見し  非常に遺憾に感じております」

鯛蔵 「私はカブキを  そして家族を捨てた男」

鯛蔵 「今は真に愛する人と静かに余生を送っています  どうか私のことはお忘れ頂きたく……」

鯛蔵 「なにとぞ、これ以上の詮索はお止めになってください」


シャーロット 「これ、いつ送られてきたの?」

ブンキチ 「おふたりが対戦している最中に……」

シャーロット 「ちょっと調べさせて!」

シャーロット 「このメールの作成日時は……今日の午後、か……」

シャーロット 「鯛蔵さん、CMを見てすぐ動いたみたいだね……」

ブンキチ 「あの、シャーロットさん  師匠もこう言っていますし……」

ブンキチ 「二川家にとっても師匠のことは忘れたい過去なんです  どうかもう、放っておいて頂けませんか……?」

シャーロット 「……分かった  鯛蔵のことはもう追わないことにする」

ブンキチ 「……………………」

シャーロット 「だけど、もしキミがボクと同じ気持ちになったら協力させて」

ブンキチ 「……え?」

シャーロット 「もう一度  二川鯛蔵のカブキが観たい  だから師匠の行方を知りたいと思ったらさ」

ブンキチ 「……シャーロットさん……」

ブンキチ 「……はい  その時は……」

ヨルスケ「これにて一件落着  お後がよろしいようで」


シャーロット 「(プレイヤー名)君  今日はありがとう  キミがお困りの時はいつでも探偵事務所に連絡して」

シャーロット 「……あれ?ヨルスケは一緒じゃないの?」

選択肢【カブキ座かな?】/【どこだろう……?】

→【カブキ座かな?】 シャーロット 「一緒に帰ったりとかはしないんだね~  ……あいつと付き合うの大変そうだなぁ」

シャーロット 「でも、さっきの勝負  息も合ってたと思うよ」

シャーロット 「次の試合の日程を約束しておけば? ホログラムじゃなくてちゃんとバトル会場に来てねって、お願いしてさ」

シャーロット 「がんばってね~」

→【どこだろう……?】 シャーロット「あいつ基本自由行動だもんね~」

シャーロット「なら、次の『ザ・ゼノン』の日程を決めておいたら?通信対戦禁止!……って釘刺しておいてさ」

シャーロット「がんばってくれたまえ!」

【……カブキ座に戻ってみるか】


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  • 最終更新: 2021/01/23