目次

ユーキリ・竜胆(1章3話)

あらすじ

竜胆はクロードの指摘を受けて自分を漫画に登場させるが、どうしても上手く描くことができない。

ストーリー

漫画風の背景

(ユーザー名)「……返してもらおうか 彼女を……!」

下っ端悪役※UR-D「ハッハッハ! まさか本当にやって来るとはな (ユーザー名)! そこまであの女が大事か!」

ヒロイン※アイリ「なんで……! こんなの罠に決まってるのに……!」

(ユーザー名)「バカ お前を置いて行けるかよ」

ヒロイン「(ユーザー名)……っ」

下っ端悪役「安心しろ お前たちふたりとも 地獄へ送ってやる!」

モブ悪役達※ヒナリア、レヴィル、ピモタ「ヒャッハーー!!」

仲間(イケメン枠)※キィラン「我々を帰す気は ないという事か……」

仲間(やんす枠)※ワンダくん「卑怯でやんすー! 卑怯でやんすー!」

竜胆「じゃあ共に行くぞ (ユーザー名)!! プログレッシブ・イグニッション――」

暗転

(紙を破る音)

竜胆「うわああああ~~~~っ!」

竜胆の書斎

竜胆「なんだこれは…… めちゃくちゃ――イタイ

自分の漫画に 自分を登場させるとか 14歳でも やらないだろうっ!?

ぐああああぁぁぁ……」

ミーナ「なんだか分かりませんが 竜胆さんものすごく 落ち込んでいるようですね 思うように描けないみたい……

竜胆さんでもこんな事があるんですね」

<大丈夫?>

竜胆「今まで全く気が付かなかった 僕は…… 自分の事とか実体験を漫画にする事ができない……

だって、フィクションの方が 現実を超えて 面白くできるじゃないか……

うう~~……っ」

ミーナ「竜胆さん……」

竜胆「……ならば」

ミーナ「?」

竜胆「僕の考えたシナリオを 現実にすればいいんだぁぁ!」

歩道

遅刻遅刻~っ!

俺の名前は (ユーザー名)! 高校2年生!

今日は転校初日 でも流石に初っ端から 遅刻はマズイよなぁ

あ、危な~い!

(衝突音)

痛~っ!

竜胆「ちょっと君! どうしてくれる 僕の朝ごはん 落ちちゃったじゃないか!」

いや、食パンくわえて 飛び出してくる方が悪いだろ!

竜胆「な、なんだって~!? やな奴っ!ぷんぷんっ!」

ミーナ「カ、カットー……」

竜胆の書斎

竜胆「やっぱり 最もオーソドックスな出会いと言えばこれだろう……!」

<A 竜胆学校通わないでしょ>

竜胆「むう……そこは どうにかしてなにかしらの 学校に入学すれば学生には なれるはず…… ダメか?」

<B ベタ過ぎない?>

竜胆「何を言う 王道こそ正義だろう」

<それに恋愛漫画になってるし!>

竜胆「うーん 実はもうひとつの案が 少々難しくて こちらの案にしたのだ」

ミーナ「もうひとつの案?」

竜胆「ああ……」

研究施設

――ユーキリ・竜胆は 封印されし109体目のコードマン……

だがその封印が、偶然ビホルダーグループの施設に迷い込んだ少年 (ユーザー名)によって解かれる

液体に満たされたポッドから出てきた竜胆は、少年の網膜を認証し呟く

『貴方ガますたー、カ?』

――ユーキリ・竜胆が世に出てしまっては世界が崩壊してしまう 射殺処分が下された竜胆……

(ユーザー名)は バディを守る為 世界と対立する……

竜胆の書斎

<A そんなの現実に出来ないよ!>

竜胆「だからこっちの案は没にしたんだ……」

<B そっちの方が面白そう>

竜胆「だが、予算がな…… 『液体に満たされたポッドでゴポゴポ……』とか どんなセットを組めば……」

竜胆「僕のシナリオ通りに進めれば 面白い漫画になる事は確かなのに……」

竜胆「やっぱ漫画の実写化は難しいんだな……!」

<A 『出会い』から考えると難しい>

竜胆「と言うと?」

ミーナ「クロードさんは バディが描かれていないと仰ってましたね そちらから考えてみる という事でしょうか」

<B クロードの言葉を思い出して>

竜胆「バディが描かれていないと言っていたな……」

ミーナ「そこを今一度 考えた方がいいのかもしれませんね」

竜胆「ふむ バディ…… バディもの……

バディものと言えば……」

河川敷

竜胆(背後で炎が燃えている)「殴り合いだぁっ!!」

――バァァァンッ!!

<なんで!?>

ミーナ「しかも何故河川敷なんです!?」

竜胆「バディものの最初は喧嘩から と相場は決まってるだろう

喧嘩と言えば 河川敷で殴り合い! さあ、(ユーザー名)! 喧嘩をするぞ……!」

――ゴゴゴゴゴゴ……!

竜胆「あっ、でも一応痛覚はあるから なるべく優し目にしてくれ……

あと手への攻撃も避けてほしい! 大事な仕事道具だしな……」

<A 無理>

竜胆「ぼ、僕だって無理だ! しかしゼノンザード漫画の為には……!」

<B 言い出しっぺから殴って>

竜胆「いや、さっきと同じ理由で こちらから殴る事は出来ない 手、怪我しちゃうし……」

<大事なバディを殴る事は出来ない>

――トゥンク……!

竜胆「君って奴は……!」

ミーナ「…………………………

こんな調子で大丈夫なんでしょうか…… ゼノンザード漫画……」

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竜胆のストーリー

プロローグ

1章「逆説のレゾンデートル」
1話 2話 3話
4話 5話 5.5話
2章「相剋のオーバーシア」
1話 2話 3話
4話 5話 5.5話