ストーリー（ランバーン）▶1章 盗賊の流儀 2話
ミーナ
契約の解除！？ そんな、一方的に……
ですがあなたのためにはこれでよかったのかもしれません
【A：よくない】
ミーナ
そう……ですか……？ コンコードに選ばれて嬉しいのは分かりますが……
【B：迷ってる】
ミーナ
……そう……ですよね せっかくコンコードになれたんですものね……
ミーナ
……分かりました
私も協力しますから ランバーンさんともう一度話し合ってみましょう
……ですが、あの方はまっとうな存在とは言い難いです
世間一般ではまだ反社会的なAIという認識は薄いようですが いずれは……
それを考慮した上で後悔のない決断をしてくださいね
ミーナ
誰もいない……？
L-DOG
ワンワン！
ミーナ
わっ……！ ペット型ロボット……？
ランバーンさん こういうのお好きだったのでしょうか？
……でも、不用心ですね 設定されてる飼い主の個人情報が丸見えです
本当はセキュリティコードで隠すものなんですが……
あら？ですが……
登録されてる住所見てください ここのアドレスじゃないですよね？
【A：……あ！】
【B：まさか……】
ミーナ
(プレイヤー名)さん！？
ちょっと……！ どこに行くんですか！？
【ランバーンはここに……？】
――――――――
ヨルスケ
君がいるってことはやっぱり このバトルの主催者って……
――――――――
ランバーン
………………
L-DOG
………………
――――――――
ヨルスケ
巻き込まれる前にランバーンからはおさらばした方がいいよ？
――――――――
ランバーン
……俺の目的は果たせた
――――――――
【何かを盗むつもりじゃ……】
（警報が鳴り響く）
警備AI
侵入者デス、侵入者デス
撃退シマス、撃退シマス
？？？
全員、邸宅内へ進め！
人間の安全確保を最優先に 侵入者は見つけ次第捕縛しろ！
クロード
……そこのお前 何をしている？
【A：ただの通行人です】
クロード
ただの通行人が物陰に隠れて邸宅の中を覗くか？
【B：お腹痛くて……】
クロード
……その割にはずいぶん邸宅の中が気になっていたようだが
クロード
一応 署まで同行してもらおう まず名前を……
（爆発音）
クロード
爆発……！？ 退避命令を……！
お前はここで待っていろ！
ランバーン
逃げるぞ (プレイヤー名)！
勘違いするなよ 助けたわけじゃない
お前から俺の情報がアイツに漏れちまったら面倒なだけだ
クロード
……お前たち、待て！ 逃がさんぞ……！
ランバーン
おっと……！ あの堅物ポリ公 もう気付きやがったか……！
クロード
ランバアアアァァン！！
ランバーン
……急ぐぞ！！
ランバーン
……なるほど お前があそこにいた理由は大体分かった
ったく、ビホルダーの広報女まで巻き込みやがって
あいつは会社に戻ったようだが…… 犬はなくなってるしよ
……面倒なことになったぜ
【A：契約について相談したい】
ランバーン
相談？ 必要ないな
【B：契約破棄は決定じゃない】
ランバーン
……あぁ？ 何だお前 納得してなかったのか？
ランバーン
……物好きなやつだ
そこまで言うなら俺の片腕として働くか？
その覚悟があるならアウロスギアでこの通話記録のデータを聴いてみろ
あの犬バカ飼い主の邸宅から盗ってきた戦利品だ
？？？
……あぁ、分かった
S資金の受け渡しはN-99地区の波止場だな
時刻は……
ランバーン
俺はこの取引に乱入して金を奪う
このまま契約を続けるつもりならその手伝いをしてもらうが
…………いいのか？
【A：……悪いことはできない】
ランバーン
……それが普通の考え方だ
【B：無理】
ランバーン
……そういうと思ったぜ
ランバーン
ひとつ、忠告しておいてやる
中途半端な好奇心は身を滅ぼすことになるぞ
……覚悟がないやつは世界の裏側なんて知らずに安穏と生きてりゃいいんだ
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- 最終更新: 2020/06/20
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