ランバーン

 俺と会ってもいいなんて 物好きなやつだ


ミーナ

 こちらは……えっと……


ランバーン

 後は勝手にやる お前はここまででいい


ミーナ

 で、ですが……


ランバーン

 ランバーンだ

 俺と契約するか否か さっさと決めてくれ

【A:い、いきなり……?】

ランバーン

 ここに呼ばれた時点で何が起こるかは分かっていただろう

 いまさらためらわれてもな

【B:分からない……】

ランバーン

 はっきりしないやつだな ……こいつで大丈夫か……?

ミーナ

 戸惑うのも当然です

 あなたのことを何も知らないのですから


ランバーン

 大袈裟に考えることはねぇよ

 俺との契約はあくまで一時的 期間限定だ


ミーナ

 えっ!? それは聞いていません

 一時的な契約は 規則に反しています

 原則、正当な理由や重大な規則違反がない限り継続……


ランバーン

 俺がルール云々を守るとでも?


ミーナ

 私には契約を適切に勧める義務がありますから!

 そ、それと、契約前に模擬バトルをしていただくのも規定でして……


ランバーン

 めんどくせぇな……


ミーナ

 規則なので!

 ということで今から一緒に模擬戦を行おうと思うのですが ひとつ確認事項があります

 あなたはゼノンザードのルールに関してどれくらいご存知ですか?

 もし私の補足説明などが必要ないのならすぐにプレイして頂いても構わないのですが……

 私からの説明は必要ですか?


チュートリアル


ミーナ

 これで模擬戦は終了です お疲れ様でした!

 以上で説明は全て終了となります

 後はおふたりのお気持ちだけ

 これから先長い時間を共にする大切な相棒を選ぶわけです

 後悔の無い選択を


ランバーン

 で、どうだ?

 ……決めるのはお前だ

【ランバーンと【契約】する】

ランバーン

 話が早くて助かる

 少しの間だが、よろしくな


ミーナ

 ……あなたの選択を否定するつもりはありませんが

 一言、このコードマンについて忠告があります

 ランバーンさんは…… 

 本来の役割を放棄し盗賊を生業としている 道を外したAIです


ランバーン

 証拠はねぇだろ?


ミーナ

 ……いいえ まだ見つかっていないだけです

 完璧な手口に警察も手を焼いているのでしょう


ランバーン

 褒め言葉どうも


ミーナ

 ……

 あなたの決めたことですから 私が口出しする権利はありません

 ですが何かあったらすぐに私の所へ来てください いつでも力になりますから


ランバーン

 話は済んだか? なら、契約に移るぞ



ミーナ

 契約と同時に、ザ・ゼノンへのエントリーも完了しました

 こちらの大会での優勝 そして――

 コードマンを、より完璧な存在に高めると言われる アクロ・コードの獲得を目指して

 是非がんばって下さい


ランバーン

 まず手始めに明日の『ザ・ゼノン』に参加する

 ……なんだ、緊張してんのか?

 気負わなくてもいい 大した規模の試合じゃない

 ちょっとした肩慣らしだと思え

 それとひとつ言っておくが……

 これからお前が目にすること 聞くこと、やること全て……

 今後一生、誰にも話すなよ

 もし口外すれば……

 ……まぁそれは『その時』分かるか

【A:やばい……】

ミーナ

 そうですね… あまり良くない状況かと……

 …危険なことはしないでください…

【B:大丈夫かな】

ミーナ

 大丈夫じゃないと感じることがありましたら すぐにご相談ください……!




■ 次話:「1章 盗賊の流儀 1話」へ




基本情報はこちら
ランバーン・タイダル

▶ ストーリー(ランバーン) ※本編ネタバレ注意

1章 盗賊の流儀
1話 2話 3話
4話 5話 5.5話
2章 外道の覚悟
1話 2話 3話
4話 5話 5.5話
3章 犬と咎人
1話 2話 3話
4話 5話 5.5話
4章 悪逆の徒
1話 2話 3話
4話 5話 5.5話


コメントを入力:
画像の文字が読めなければ、文字を読んだ.wavファイルをダウンロードして下さい。
 
  • story/ranburn-s0.txt
  • 最終更新: 2020/08/31