ランバーン

 ……厄介だな

 ああ……いたのか (プレイヤー名)

【……なにかあった?】

ランバーン

   ……お前には関係ないことだ

 話す筋合いはねぇよ

【A:あるよ】

ランバーン

 ……なんだ?

 そう言うからには たいそうな理由なんだろうな

【『共犯者』だから】

【B:そうかもしれないけど……】 

ランバーン

 ……言いたいことがあるなら言え

【『共犯者』だから】

ランバーン

 …………!

 そうか……そうだな

 俺の予想どおりの事態だとも限らないか……

 よし、わかった (プレイヤー名)

 それなら頼みがある

 お前…… 誘拐されてくれないか?

【ゆ……誘拐!?】

ランバーン

 ああ、わざとな

 実は、スラム街で……

 ……チッ、いちから説明することになるのか

 めんどくせぇな ロボ甲、ロボ乙、頼んだ


ロボ甲

 OK、任せろ!


ロボ乙

 ランバーンったら ものぐさなんだから

 最初から説明するわね

【喋り方が前とずいぶん違う……】

ロボ甲

 ランバーンの改造と ディープラーニングの成果ってやつだな!

 ランバーンも このほうが愛着が湧くと思ったんだろ?


ロボ乙

 んもう 私たちで遊ばないでよね

 それより……


ロボ甲

 そうそう 偽装誘拐の説明だよ


ロボ乙

 スラム街では何度も誘拐事件が起こっているの


ロボ甲

 攫われたヤツは人間しかいないんだよな


ロボ乙

 そうなのよ  だから、囮調査をするなら(プレイヤー名)にしか頼めないってわけ


ロボ甲

 ランバーンが知りたいのは 攫われた人間がどこに連れていかれるのかってことだ


ロボ乙

 でも……それを実行するには まだわからないことが多すぎるのよね

 誘拐されたあと どんな目に遭うかもわからないし……


ランバーン

 ……なにかあれば助けられるようにはしておくつもりだが 身の安全は保証できない

 だから無理にとは言わねぇよ

 どうする (プレイヤー名)

【A:協力する】

ランバーン

 …………

 本当に、物好きなヤツだな

 ……悪い、助かる

【B:うーん……】

ランバーン

 ……判断はお前に任せる

【協力しないとは言ってない】

ランバーン

 …………

 本当に、物好きなヤツだな

 ……悪い、助かる


ロボ甲

 着いたぞ (プレイヤー名)

 このあたりで、よく行方不明者が出るんだ


ロボ乙

 攫われるなんて怖いと思うけど あなたしかできないことなの

 よろしくね


【A:まだかな……】

【B:どきどき……】


ランバーン

 …………


ロボ甲

 ……誰も現れねーな 作戦失敗か?


ロボ乙

 そうねえ…… 一度撤退したほうがいいかも

 ……あら? 誰かしら (プレイヤー名)に近づいていくけど……


ランバーン

 …………!!


ロボ甲

 これ、もしかしてビンゴじゃねーの?

 アイツが手に持ってるの スタンガンだ……!

 (プレイヤー名) うしろから襲われるぞ!

【…………!?】



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■ 前話:「1章 盗賊の流儀 5.5話 エピローグ」へ




基本情報はこちら
ランバーン・タイダル

▶ ストーリー(ランバーン) ※本編ネタバレ注意

1章 盗賊の流儀
1話 2話 3話
4話 5話 5.5話
2章 外道の覚悟
1話 2話 3話
4話 5話 5.5話
3章 犬と咎人
1話 2話 3話
4話 5話 5.5話
4章 悪逆の徒
1話 2話 3話
4話 5話 5.5話


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  • 最終更新: 2020/08/31